【ニューヨーク16日】米国商務省センサス局は8月12日、2020年国勢調査に基づいて人種や民族の多様性の分析結果を発表した。発表によると、人種や民族が多様な地域として、ハワイ州やカリフォルニア州、ネバダ州が上位に並んでいる。
センサス局は、人種や民族の多様性を測定する指標として、「ダイバーシティ・インデックス(DI)」を算出している。DIが高いほど、人種や民族が多様であることを意味する。
州別にみると、DIが高い順に、ハワイ州76.0%(2010年比0.9ポイント増)、カリフォルニア州69.7%(2.0ポイント増)、ネバダ州68.8%(6.3ポイント増)と続いており(注2)、2010年時点から人種や民族の多様化が進んでいることが分かる。また、2010年から2020年までの間で最も多様化が進んだ(DIの増加ポイントが大きかった)州はメリーランド州で、2010年(60.7%)から2020年(67.3%)の間に6.6ポイント増加している。
米国全体でも多様化が進んでおり、2020年のDIは61.1%と、2010年の54.9%から6.2ポイント上昇している。