【ロサンゼルス15日】ロサンゼルス国際空港(LAX)で建設が進められている新交通システム「Automated People Mover(自動運転ピープルムーバー)」をめぐり、建設を担当する企業連合 LINXS(LAX Integrated Express Solutions) が、ロサンゼルス市を相手取り訴訟を起こしました。
問題となっているのは、LAXの各ターミナル、レンタカー施設、公共交通機関を結ぶ予定の全長約2.25マイル(約3.6キロ)の無人鉄道システムです。当初は2024年の開業を予定していましたが、工事の遅延や契約をめぐる意見の食い違いにより、開業時期は大幅に延期されています。
LINXS側は、工事上の問題について市側が責任を適切に認めず、契約期限の延長や追加費用の支払いを拒否していると主張しています。同社は、遅延によって発生した追加コストなどについて、市が契約上の義務を果たしていないとして提訴しました。
一方、ロサンゼルス国際空港を運営するLos Angeles World Airports (LAWA)は、これまでにもプロジェクトの遅延や契約問題への対応を進めてきました。関係者は、2026年の運行開始を目指して試験運転を続けていますが、現時点で明確な開業日は発表されていません。
このピープルムーバーは、完成すれば空港内の移動を大幅に改善し、現在利用されているシャトルバスの混雑緩和や、レンタカー施設・メトロとの接続向上が期待されています。また、2028年ロサンゼルス五輪を控え、世界中から訪れる旅行者の移動手段としても重要な役割を担う計画です。
しかし、建設費は当初計画から増加し、度重なる遅延も課題となっています。今回の訴訟が、今後の開業スケジュールや最終的な費用負担にどのような影響を与えるのか注目されています。
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