アラスカの23歳の登山家が、ヨセミテのエル・キャピタンから転落死(10/3)

【ヨセミテ3日】複数のメディア報道によると、登山界のトップクラスで才能を開花させていた23歳の登山家が、今週初め、ライブストリーミング配信中にヨセミテ国立公園のエル・キャピタンから転落死した。

アンカレッジ(アラスカ州)出身のバリン・ミラーさんは、シエラネバダ山脈やパタゴニア山脈の壮大なルートを制覇しており、登山界では有名な人物であった。ロサンゼルス・タイムズ紙の報道によると、この23歳のミラーを一躍有名にしたのは、北米最高峰のデナリ山南壁を6月に登頂したことだ。

1984年に、ほぼ垂直の山を初登頂した3人の登山家にちなんで「スロバキア・ダイレクト」と呼ばれるこの過酷な登山は、悪天候が多い中で、9,000フィートを超える高い技術を要するなアイスクライミングである。西半球で最も挑戦的な登山の一つと言われている。

単独で登頂したミラーさんは、このルートを完登した約20人のうちの1人となった。

10月1日、ミラーさんはエル・キャピタンの3,000フィートの花崗岩の壁にある「シー・オブ・ドリームス」と呼ばれるルートを登っていた。雨天時は難易度が高かったものの、ミラーさんにとっては難しいルートではなかった。

ヨセミテで活躍する写真家トム・エバンスのソーシャルメディア投稿によると、ミラーさんは既に登頂していたが、最後のピッチでバッグが何かに引っかかってしまい、それを解くためにリードラインを降りていったが、そこで事故が起きてしまった。目撃者によると、垂直に落ちていったという。

 

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