【ロサンゼルス7日】フレンチディップサンドイッチの元祖の一つである「コールズ・フレンチディップ」が、8月3日で閉店する。
KTLAへの声明の中で、同店の広報担当者は閉店の理由として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック、ハリウッドのストライキ、犯罪の増加、人件費と原材料費の高騰、家賃の高騰、そして法的問題など、数え切れないほどの理由を挙げた。
ロサンゼルスのダウンタウンにあるコールズは、1908年に起業家ハリー・コールによって創業され、当初はレッド・カー・バーとしてオープンした。Eater LAが最初に報じたように、シェフのジャック・ガーリングハウスが、硬いものが苦手な客に美味しく食べてもらおうと、パンに肉類の焼き汁を浸して作ったのが、最初のフレンチディップサンドイッチだった。
コールズのウェブサイトには、1974年にロサンゼルス市が同店を歴史建造物第104号および州指定史跡に指定し、コールズがフレンチディップの真の発明者として認められたと記されている。
閉店に先立ち、同レストランは一般客に、この歴史的な空間で最後の食事を楽しんで欲しいと呼びかけている。
「ダウンタウンのコミュニティの皆様にご愛顧いただいた時間を大切にしており、閉店まで美味しいドリンクと名高いフレンチディップサンドイッチを作り続けていきます。私たちはスタッフという家族を大切に思っており、長年にわたりコールズを支えてくださった素晴らしいお客様に深く感謝しています」と声明は述べています。
Cole’s French Dip
118 E 6th St, Los Angeles, CA 90014
