【ロサンゼルス19日】アメリカでは木曜日、奴隷制の終焉を記念するジューンティーンス(奴隷解放記念日)をパレードや祝賀パーティが開催される。ジューンティーンスは2021年にアメリカの新しい連邦祝日となり、多くの黒人アメリカ人にとって長年にわたり重要な意味を持ち続けている。
木曜日、米国の郵便局は閉鎖され、郵便物の配達は行われない。連邦政府機関、学校、銀行はすべて休みとなる。
祝日の営業日と休業日は以下のとおり。
◆小売店
ジューンティーンス当日は、ほとんどの大手小売店と食料品店が営業している。ウォルマートとターゲットは通常通り営業。卸売業者のコストコ、クローガー、そしてクローガー傘下の約24のチェーン店などの食料品店も営業している。
ウォルグリーンはジューンティーンス当日も通常通り営業するが、24時間営業の店舗と一部の薬局を除き、ほとんどの薬局は休業となる。CVS薬局は営業していますが、一部店舗は営業時間を短縮している。
◆郵便サービス
郵便物の配達は行われない。(ただし、UPSとFedExは営業)
◆金融サービス
木曜日は市場は休場となり、ナスダックとニューヨーク証券取引所も取引を停止。
ジューンティーンスは、連邦準備制度理事会(FRB)が定める銀行休業日のため、チェース、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、TDバンクなどの主要銀行も休業となる。オンラインバンキングサービスとATMは利用可能。
◆学校と政府機関
ジューンティーンスは連邦政府機関が休業となる。多くの学校はすでに夏休み中だ。
ただし、すべての連邦政府職員または州政府職員が有給休暇を取得できるわけではなく、ピュー・リサーチ・センターの分析によると、2023年には少なくとも28の州がジューンティーンスを祝日として認定し、州職員に有給休暇が付与された。他の州では、代わりに記念日やその他の記念行事を行う可能性がある。
例えばウェストバージニア州では、パトリック・モリッシー知事率いる州政府は、ここ数年の慣例であったジューンティーンス(6月19日)の休暇を州職員に与えないと発表したと地元報道が報じている。代わりに、知事は「ウェストバージニア州民全員に、米国における奴隷制の終焉を記念する時間を持つよう奨励する」と述べた。
