【ロサンゼルス12日】「ロサンゼルス小児病院(Children’s Hospital Los Angeles=CHLA)」は、トランスユースの健康と発達のためのセンターとジェンダーを肯定するケアの外科プログラムを7月22日に閉鎖すると発表した。
閉鎖の理由について病院幹部は、トランプ大統領からの大統領令、州の予算危機、資金削減の脅威を挙げた。
CHLAによると、同病院は州内のどの小児科病院よりも連邦政府からの資金に依存しており、資金へのアクセスを失うと、低所得の子供やティーンエイジャーに必要不可欠なケアを提供することが難しくなるという。
大統領令では、小児患者にトランスジェンダー医療を提供し続ける病院に対し、連邦政府からの資金援助が打ち切られることや、メディケイドやメディカル・プログラムに参加できなくなるなどの影響が出るとされる。
病院関係者によれば、これらの資金源がなければ、CHLAは50日間しか存続できない。CHLAによると、患者の保護者には来週木曜日から通知が届き始め、患者は代替医療機関を探すことになるという。