スプリング・キャンプ最終日 投手復帰に向け、調整を重ねる大谷選手:「ミニタニ」がドジャース・アリゾナキャンプを密着レポート!(3/12)

【アリゾナ州12日】2月12日から始まったキャンプ、あっという間に1ヶ月が過ぎ、慣れ親しんだドジャースキャンプ地もついに最終日を迎えた。

今日も変わらぬルーティンで投手復帰に向けた調整を重ねる大谷翔平選手。壁当て、キャッチボール、一歩一歩の積み重ねを日々丁寧に。しかし、今日はいつもと少し違った光景を目にする事となる。 キャッチボール後にクラブハウスへ戻ると思いきや、大谷選手はさらに奥のグラウンドへと向かった。

そこには、昨日キャンプ最終登板を終えた山本由伸投手の姿があった。大谷選手は何度も山本投手にお辞儀をし、2人は笑顔でフィールドに向かって歩き出す。まるで、なにか特別な練習が始まる予感を漂わせていた。

そこでは、これまで目にしたことのない豪華な練習風景だった。大谷選手は一塁ベース上に立ち、山本投手はマウンドに。 実戦さながらに鋭い牽制を放つ山本投手。帰塁の反復練習を繰り返す大谷選手。スピード感あふれる動きで、しかも負担を最小限に抑えるような動きは、今年も驚異的な盗塁数を期待させる光景であった。 練習後、クラブハウスへと向かう花道では大谷選手の即席サイン会が行われ、数名のファンが嬉しそうにサインボールを手にしていた。

日々の忙しさに追われながらも、そんな瞬間にファンとの絆を深める大谷選手の姿がひときわ印象的だった。 そして、キャンプ地での最終戦が始まる。先発に登場したのは、佐々木朗希投手。

開幕2試合目登板を賭けたこの試合に、緊迫した空気が漂う中、大谷も1番DHとして名を連ね、シーズンさながらのラインナップが組まれた。佐々木のブルペン投球は落ち着き払っていたが、その目には確かな闘志が宿っている。 初回、1球目に95マイルの速球を投げ込んだ佐々木は、その後、たった9球で3者凡退に仕留める。圧巻の投球は続き、4回を投げて1安打無失点、2三振。最速156.8キロの速球、116センチもの落差を誇るスプリットで、メジャーの打者に強烈な印象を与えた。この投球を見て、ファンの間には確かな期待が生まれ、佐々木のメジャーデビューへの期待が一層高まった。


試合後、ロバーツ監督は佐々木投手を東京シリーズ19日、カブスとの開幕第2戦に先発させると明言。メジャーデビューの舞台が、日本で繰り広げられることが確定した瞬間だ。 一方、大谷選手は3打席で無安打、2四球。しかし、その1打席目で、ストライク判定に再審を要求する場面があった。ヘルメットを2度叩いて、初の自動判定システムチャレンジを行うと、その結果はボール判定。スタジアムは拍手に包まれ、大谷選手の選球眼に感嘆の声が上がった。この試合を通じて、大谷は改めてその存在感を見せつけた。 いよいよ、初のメジャー日本開幕戦が迫っている。

この日の試合後、ミニタニもいざ日本へと心躍らせ小走りで球場を後に… 2025シーズンが、いよいよその幕を開けようとしている。

 
 
 

 

筆者:ミニタニ/ MINITANI:

米ロサンゼルス在住、大谷翔平選手のお面を使ったモノマネを得意とし日米メディアで話題。大谷選手を追いかけ全162試合現地観戦を3年連続で達成。現地メジャーリーグの魅力をYoutube,TikTokでも発信!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。