横断歩道から20フィート以内への駐車に罰金 加州で来年から新ルール(12/20)

【ロサンゼルス19日】カリフォルニア州で来年1月1日から駐車に関する新たなルールが施行され、警告標識や赤く塗られた縁石がなくても、横断歩道から20フィート以内への駐車が禁じられ、違反者には罰金が科される可能性がある。

 この「議会法案413」は、横断歩道から20フィート以内に車を停止させたり駐車することを禁止する内容。今年一年間は適切な標識のある場所での違反でない限り違反者は警告で済まされていたが、来年からは取り締まりが徹底される。

 「議会法案413」の目的は横断歩道を利用する人の視認性を高めることで、駐車された車が歩行者とその他のドライバーの視界をさえぎるのを防ぐ。この安全対策は「daylighting」と呼ばれ、他の43州ですでに導入されている。

 カリフォルニア州交通安全局によると、同州の歩行者死亡率は全国平均より25%以上高い。ロサンゼルス市内ではすでにこのルールが施行されており、違反者には93ドルの罰金が科されている。

 ロサンゼルス郡シェリフ局の駐車違反取締り担当者によると、横断歩道から20フィート以内に車を停める唯一の例外は、「交通の衝突を避けるために必要な場合、または警察官や公式の交通取締り装置の指示に従う場合」だという。

 ロサンゼルス郡の特に未法人地域などでは、この新ルールを示す縁石の塗装や標識がまだない場所も多いことから、ドライバーに注意が呼び変えられている。    

 自分の車が横断歩道から20フィート(約6メートル)離れているかどうかを測る場合、シェリフ当局では、全長約15フィートの中型SUVが横断歩道との間に収まるかどうかを自問するようアドバイスしている。

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