ペロシ下院議長の夫を襲撃した被告に懲役30年の実刑判決 SF連邦裁(5/20)

【サンフランシスコ17日】サンフランシスコの連邦裁判事は17日朝、2022年10月にナンシー・ペロシ下院議長(当時)をサンフランシスコの自宅から誘拐しようとし、ペロシ氏の夫をハンマーで襲ったデービッド・デペイプ被告(44)に懲役30年の禁固刑を言い渡した。検察側は懲役40年を求刑していた。

 デペイプ被告は昨年末、ペロシ下院議長の誘拐未遂と肉親に対する暴行で裁判にかけられ、陪審員による有罪判決を受けた。

 デペイプ被告の弁護側は、同被告に犯罪歴がないことや、反省の態度を示したことを指摘して14年の短刑を主張した。しかし判事は17日、デペイプ被告は被害者に謝罪しているが、他の標的を攻撃する可能性について供述していることから、依然として危険であると反論。また、デペイプ被告の行動は前例のない脅威を引き起こし、すべての公務員は自分の職務が家族に与えるかもしれないリスクを考慮することを余儀なくされた、と述べた。

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