サウスL.A.で3人犠牲の衝突事故、容疑者は殺人事件の執行猶予中だった(8/30)

【ロサンゼルス30日】サウスL.A.の交差点で26日早朝に起きた、Uberの乗客3人が犠牲となった交通事故で、赤信号を無視して高速でUberに衝突した白いメルセデス・ベンツ運転のグレゴリー・ブラック容疑者(31)が、殺人に関連した事件で服役した後の5年間の保護観察処分中の身だったことがわかった。ロサンゼルス市警が30日の会見で発表した。

 ブラック容疑者は、Vermont Avenueを時速100マイル以上で北上し、Century Boulevardで赤信号を無視してUberに衝突した。Uberに衝突する約20秒前にも、 Imperial Highwayで赤信号を無視していた。

 Uberには運転手と乗客4人が乗っており、後部座席に座っていたいずれも20代の女性3人が死亡。そのうちの2人は姉妹だった。運転手と助手席の2人は命に別状はないもよう。Uberのホンダ車は、衝突された勢いで5回転して縁石に着地したという。

 ブラック容疑者は左足首の骨折などで入院中。後の調べから、ブラック容疑者はこのエリアでは有名なギャングメンバーで、11件の重罪と3件の有罪判決を含む犯罪歴があり、4件の軽犯罪と1件の前科があることがわかった。

 ブラック容疑者は重過失致死罪で起訴され、有罪となった場合は最高25年の禁固刑から終身刑に処される可能性がある。 

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