【ロサンゼルス28日】元NBAスター、コービー・ブライアントさんら9人が死亡した2020年のヘリコプター事故で、当局者が墜落現場で撮った遺体の写真を他人に見せるなどしたために精神的苦痛を受けたとして、妻のバネッサさんが起こしていた訴訟で28日、ロサンゼルス郡が遺族に2,885万ドルを支払うことで和解することになった。
和解には、昨年8月の陪審評決でロサンゼルス郡がバネッサさんに支払うよう命じられた1,500万ドルも含まれる。裁判所への提出書類によると、この和解により、バネッサさんとその娘たちは今後この件に関するいかなる訴えもできなくなる。陪審評決による1,500万ドルはバネッサさんのみへの支払いだったが、このたびの和解金2,885万ドルからそれを差し引いた金額は、バネッサさんの娘3人にも分配されることになる。
ロサンゼルス郡は昨年8月の裁判の後、この事故で妻と娘を亡くした共同原告のクリス・チェスターさんにも1,500万ドルを支払った。
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