加州の学校、秋からもマスク着用を継続 CDCの新指針とは異なる方針(7/12)

【ロサンゼルス9日】米疾病対策センター(CDC)は9日、新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した教師と生徒は、この秋学期から、校舎内でマスクをしなくても良いとする新たな指針を発表したが、カリフォルニア州当局は、全生徒とスタッフへのマスク着用ルールを継続する方針を発表した。

 CDCの新指針では、現時点でワクチン接種の対象外である12歳以下の子供の場合は、学校側に対し、屋内でのマスク着用や、教室でお互いが3フィート以上間隔を空けるなどのルールを設定するよう求めた。

 カリフォルニア州の保健福祉長官は声明で、州内の学校はスペース上、教室内で十分な距離を取ることが難しく、ワクチン接種をしていない子だけマスクを着けることで差別が生じる可能性がある、と指摘し、校内で全員がマスクを着用し続ける方針の理由を述べた。新学期が始まる前に、さらなるガイドラインが発表される予定。

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