【ロサンゼルス28日】米国で広がっている新型コロナウイルスの新たな変異株「XFG」に対応したワクチンが、米食品医薬品局(FDA)から承認されました。
XFGは「Stratus(ストラタス)」とも呼ばれる変異株で、2026年に入って米国で存在感を強めています。FDAは2026~2027年シーズンのワクチンについて、現在流行しているウイルスにより近づけるため、XFGを対象とするワクチンを推奨していました。
これまでのワクチンから「XFG」対応へ
今年5月に開かれたFDAの諮問委員会では、2026~2027年シーズンのワクチンにXFGを採用する案を審議。
9人中8人がXFGを対象とすることに賛成し、FDAもその方針を採用しました。
その後、8月27日にはFDAが、Moderna、Novavax-Sanofi、Pfizer-BioNTechの更新された新型コロナワクチンを承認。今秋の接種シーズンに向け、各社が新しいワクチンの供給を開始します。
XFGはどんな変異株?
XFGは、これまでの主要な変異株と同じJN.1系統に属しています。
FDAの資料によると、2026年春の米国ではXFG系統が優勢となっており、現在流行しているウイルスに対応するため、XFGを使った単価ワクチンが選ばれました。
また、XFGには、これまでの免疫による抗体から逃れやすくなる可能性のある変異があるとされています。一方で、XFGが従来の変異株より重症化しやすいことを示す確かな証拠があるわけではありません。
誰が新ワクチンの対象に?
今回承認されたワクチンは、製品によって対象年齢や条件が異なります。
例えばPfizer-BioNTechのXFG対応ワクチンは、65歳以上の成人、および5~64歳で重症化リスクを高める基礎疾患がある人を対象として承認されています。
つまり今回の動きは、すべての米国民に一律に新ワクチン接種を求めるというものではなく、2026~2027年シーズンに向け、流行している変異株に合わせてワクチンを更新したというものです。
「コロナのワクチン」が再び変わる
新型コロナウイルスは、現在も変異を続けています。
そのため米国では、以前のワクチンをそのまま使い続けるのではなく、その時点で流行しているウイルスに合わせてワクチンの標的を更新する動きが続いています。
今回のXFG対応ワクチンもその一環。
新たな変異株「XFG」の拡大を受け、米国の2026~2027年シーズンの新型コロナワクチンが“XFG仕様”へ。
新しいワクチンは今秋の接種シーズンに向け、米国内の薬局や医療機関などへ順次供給される予定です。
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