【ロサンゼルス16日】ロングビーチ市は、特に若者への健康被害が報告されているフレーバー付きたばこ製品の販売を、8月15日付けで禁止する。ロサンゼルス市議会も、同様の禁止条例を検討している。
米食品医薬品局(FDA)は4月に、メンソールタバコとフレーバー付き葉巻の販売を近々禁止する計画を発表した。一方で、電子たばこの人気が高まっており、ヘルス当局は、その甘いフレーバーが特に若者層を魅了していることに警鐘を鳴らしている。
ロングビーチ市当局は、たばこを吸ったことのある若者の81%が、最初はフレーバー付きたばこ製品を軽い気持ちで試し、その後常習化したとするアメリカ医師会誌の報告を引用した。
ロサンゼルス市議会もまた、フレーバー付きたばこ製品の販売を、”スモーカーズ・ラウンジ”を除き禁じ、たばこ販売店での成人のみへのメンソールタバコ販売を徹底させる条例を審議している。この条例が成立すると、たばこを販売するすべてのビジネスは、購入者のIDをスキャンしチェックすることが義務付けられる。