稀な腹部子宮外妊娠で男児誕生、同時に22ポンドの卵巣腫瘍摘出にも成功 シーダーズ・サイナイ病院(12/12)

【ロサンゼルス11日】ロサンゼルスのシーダーズ・サイナイ病院でこのほど、極めて稀な腹部子宮外妊娠で男児が誕生し、同時に妊婦の腹部から22ポンドの卵巣腫瘍が摘出された。
 出産したのは、ベーカーズフィールドの救急看護師のスーズ・ロペスさん(41)。数年前から腫瘍が大きくなっており、不規則な月経周期や腹部の不快感を常に感じていたと振り返る。
 この腫瘍を摘出するための手術の前の定期検査で妊娠が発覚。スーズさんは17年間第二子を望んでいたと説明し、この知らせは待ち望んでいたものだったが、腫瘍が偽陽性の可能性も認識していたと述べた。
 妊娠を知った数日後、痛みで駆け込んだシーダーズ・サイナイ病院で検査を受けた結果、非常にまれな腹部子宮外妊娠が判明した。医師は、スーズさんの肝臓付近の腹部の小さな空間で、ほぼ満期に近い男児が成長しているのを確認した。
 同院の医師によると、子宮外で起きた妊娠がこれほど進んだ症例はほぼなく、胎児が腫瘍の奥で成長を続けるにつれ、のう胞を前方へ押し出したと説明。ロペスさんが、単に腫瘍が再び大きくなったと思い妊娠の可能性を疑わなかったのも無理はないという。
 シーダーズ・サイナイ病院では、レベル IV 産科病院から約30人の専門家が参加して、出産と手術を成功させた。
 スーズさんと夫のアンドリューさんは、息子を「リュウ」と名付けた。医師によると、体重は8ポンドで、健康上の問題もほとんどなく生まれた。
 「彼は私たちへの贈り物です。そして、リュウとスーズは私の奇跡」とアンドリューさんは語る。「私は手術室に入ることが許されましたが、手術と出産に挑む妻を見るのはつらかった。でも、リュウが誕生する様子を見ることができ、本当に素晴らしかった。多くの祈りが叶ったのです」

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