【ロサンゼルス9日】連邦捜査局(FBI)は9日、裕福な相続人を装い、10年近く前にカリフォルニア州の銀行から3,000万ドルをだまし取った詐欺、メアリー・キャロル・マクドネル容疑者(73)の指名手配を公表し、一般市民からの情報提供を求めた。
FBIのニュースリリースによると、ミシガン州出身のマクドネル容疑者は、2017年から2018年にかけてロサンゼルス郡およびオレンジ郡で発生した詐欺事件に関与した容疑で、銀行詐欺および加重身元詐称の容疑で指名手配されている。
さらに、捜査当局は、マクドネル容疑者が同様の手口で他の複数の金融機関から1,500万ドル以上を詐取していたとも主張。マクドネル容疑者は、マクドネル・エアクラフト・ファミリーの相続人であると偽って主張し、8,000 万ドルの秘密の信託基金を自由に使えると偽っていた。
ドバイにいると思われるマクドネル容疑者は、2018年12月12日に起訴され、同時に連邦逮捕状も発行された。
マクドネル容疑者の身長は約5フィート7インチ、体重は約145ポンド。FBIによると、ブロンドの髪と青い目で、右膝に顕著な傷跡がある。マクドネル容疑者はアラバマ州モンゴメリーとも関係があるとされ、捜査が行われている。