【ハモサビーチ26日】ハモサビーチのピア近くで21日午後8時頃、56歳の男性が電動アシスト自転車(e-bike)に乗った若者のグループに攻撃された事件で、警察は26日、事件に関与した13歳から15歳の5人の身柄を拘束し、主犯格とされる2人を逮捕した。
この事件の直後、暴行の様子が映った防犯カメラの映像が公開されていた。
主犯格の2人の少年は重罪暴行容疑で市拘置所に収容され、少年院へ移送される予定。警察によると、事件はロサンゼルス郡地方検事局少年課に送致され起訴の可否が検討される。
マンハッタンビーチ、エルセグンド、レドンドビーチといったサウスベイ地域のコミュニティでは最近、e-bikeに乗る十代の若者らによる一連の事件が相次いで発生している。これまでに、e-bikeに乗る十代の若者らが、混雑するハモサビーチ桟橋で花火に点火したり、街中を猛スピードで走り抜け住民を暴行する事件が報告されている。
ハモサビーチ市は2024年6月、e-bikeによる危険行為を抑制する緊急条例を制定した。同条例では未成年者のe-bike乗車時のヘルメット着用を義務付け、薬物・アルコールの影響下での運転を禁止し、グリーンベルト遊歩道での乗車を禁止している。条例違反の未成年者はe-bikeを没収される可能性がある。
ハモサビーチ市警は11月13日までに、今年に入り40件のe-bike違反切符を発行し、条例施行以降19台のe-bikeを押収している。