101年の老舗「オリジナル・パントリー・カフェ」が元旦に再オープン 新オーナーの下、従業員も再雇用へ(9/11)

【ロサンゼルス11日】今年3月に閉店が発表されたロサンゼルス・ダウンタウンの老舗レストラン「オリジナル・パントリー・カフェ」が、新オーナーの下で元旦に再オープンすると11日に発表された。

 1924年にオープンしたこのカフェは、1982年からリチャード・リオダン元ロサンゼルス市長がオーナーとなり、1世紀にわたり当地のアイコンとして親しまれてきた。2023年にリオダン氏が他界した後は「リオダン基金」が所有し、経営難の悪化に伴い売却が試みられたが買い手が見つからず、3月に閉店を発表。店頭では、従業員らが加わる労働組合「ユナイテッド・ヒア・ローカル11」による抗議デモが続けられた。

 新オーナーのレオ・プスティルニコフ氏によると、再オープンする元旦は24時間営業となるが、通常の営業時間はまだ決定していない。これは、従業員の確保がまだ不透明なためだが、労働組合「ユナイテッド・ヒア・ローカル11」との合意により、これまで働いてきたレストラン従業員を再雇用する方針で、プスティルニコフ氏は20人の従業員が再雇用されると見込んでいる。

 11日のセレモニーではまた、「オリジナル・パントリー・カフェ」が再オープンする際の最大の変化として、クレジットカードが利用可能になる点が明かされた。これまではキャッシュ・オンリーだった。

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