LAダウンタウンの「Original Pantry」が閉店 リオダン元市長のレストランとして人気、長年の従業員らは抗議(3/3)

【ロサンゼルス2日】ロサンゼルス・ダウンタウンのフィゲロア通りに1924年にオープンした、リチャード・リオダン元市長(2023年に92歳で死去)がオーナーだったことで有名なレストラン「Original Pantry」が2日、惜しまれる中閉店した。

 2日には、サワードウ・ブレッド、ステーキ・エッグ、パンケーキなどの人気メニューを求める客の長い列が店の外にできた。最初に並んだ人は開店の3時間前、午前4時頃から並び始めたという。1963年以来この店に通う父親とその娘は、「閉店の決断は受け入れ辛い」と残念がった。

 「Original Pantry」は、リオダン元市長の遺産により所有されていたが、遺族は、「リオダン元市長の遺産管理委員会は、Original Pantryを閉鎖し、その所在地である不動産を売却することが、リオダン財団の使命である慈善事業の継続のために最も多くの財源を提供する最善の道だと判断した」と説明した。

 昨年、現在のオーナーは組合である「Unite Here Local 11」に対し、このレストランの売却の可能性があれば閉店することになるだろうと通告。この一週間、レストランの外では抗議活動が行なわれてきた。同組合によれば、従業員の多くは何十年もこのレストランで働いており、たとえレストランが売却されたとしても、彼らの雇用を守るようオーナーに強く求めているという。

 地元の人々や観光客に人気で、年中無休で営業してきた「Original Pantry」は2日、午後5時に閉店したが、一部の従業員はレストラン内で抗議活動を続けた。通りの反対側でも、閉店を非難する数十人のデモ隊の姿が見られた。

 「Unite Here Local 11」のカート・ピーターセン共同代表が抗議デモで逮捕されたが、その後に釈放された。

https://www.instagram.com/p/DAgVxQaPA4z/?img_index=1

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。