ウェストミンスター市で7人がレジオネラ症に感染 保健当局が注意呼びかけ(11/21)

【オレンジ郡20日】オレンジ郡保健当局は20日、ウェストミンスター市の住民7人がレジオネラ症に感染したと報告し、注意を呼びかけた。

 同局が発表した声明によると、発病した7人は全員、市の北西部の一角に住んでおり、当局は感染源を特定する作業に追われている。

 レジオネラ症の原因となるレジオネラ属菌は温水環境で繁殖するため、冷却塔、プール、スパ、あるいはその他の地域の水源が疑われるという。レジオネラ菌は湖水など自然界に生息している細菌で、日本では、温泉施設の浴槽などから基準値を上回るレジオネラ菌が検出されて保健所による水質検査が行われた事案がある。

 当局によると、この感染症は通常、感染源から飛散した空気中の水滴を吸い込むことで広がる。人から人へは感染しない。レジオネラ菌の潜伏期間は最大18日間程度で、感染した場合の症状は発熱、咳、息切れ、筋肉痛、頭痛、胸痛、吐き気、下痢など。同局は、これらの症状がある人は医師の診断を受けるようアドバイスしている。

 声明によれば、レジオネラ症の感染者は過去5年間で着実に増加しており、2019年に報告された66件から今年はこれまでに82件に急増している。

 通常、レジオネラ症は50歳以上の高齢者や、免疫力が低下している人、喘息のような慢性呼吸器疾患を持つ人により大きなリスクをもたらす。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。