マックのクォーターパウンダーで大腸菌アウトブレイク 全米10州、コロラド州で1人死亡(10/22)

【ロサンゼルス22日】CDC(米疾病対策センター)は22日、全米10州でマクドナルドのクォーターパウンダー・ハンバーガーを食べたことが原因と思われる49人が大腸菌に感染し、10人が入院しており1人が死亡したと報告。調査に乗り出すと同時に、この集団感染(アウトブレイク)は動きが早いとして注意を呼びかけた。

 マクドナルド側によると、一部の疾病はクォーターパウンダーに使用されているスライスオニオンと関連している可能性があり、この細切り玉ねぎの流通を一時停止した。チーズバーガー、ハンバーガー、ビッグマック、マクダブル、ダブルチーズバーガーなど、牛肉を含むその他の商品には影響がないとし、メニューに残っている。

 現在、大腸菌アウトブレイクの影響を受けているのは、オレゴン州、ユタ州、モンタナ州、ワイオミング州、コロラド州、ネブラスカ州、カンザス州、アイオワ州、ミズーリ州、ウィスコンシン州の10州。影響を受けた州が今後増える可能性がある。また、マクドナルドの声明では、アイダホ州、ネバダ州、ニューメキシコ州、オクラホマ州の一部も影響を受けていると指摘した。

 CDCのサイトによると、最も多くの感染者が報告されたのはコロラド州で、死亡した1人も同州在住だった。

 CDCによれば、大腸菌に感染した人は、激しい腹痛、場合によっては血の混じった下痢や嘔吐などの症状が出る可能性がある。また、重篤な腎臓障害に見舞われ、入院を余儀なくされる人もいる。症状は通常、細菌が入ってから3~4日後に現れ、回復には5~7日かかるという。

 CDCは、マクドナルドのクォーターパウンダーを食べ、3日以上経過して下痢と102°F以上の発熱がある場合は、医療機関に連絡するよう注意を促している。

嘔吐や、排尿不足、口やのどの乾燥、立っているときのめまいなどの脱水症状も、医療機関を受診するサインとしている。

 

 

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