マー・ビスタ地区で空き巣多発、1週間で7件の被害 住民は有刺鉄線やジャーマン・シェパードで防犯(10/1)

【ロサンゼルス30日】ロサンゼルスの西に位置するマー・ビスタで空き巣が多発しており、警察当局が防犯カメラの映像を公開するなどして注意を呼びかけている。

 同エリアではこの1週間で少なくとも7件の空き巣被害が報告されており、住民の中には、防犯カメラ、有刺鉄線、警報機、さらにはジャーマン・シェパードを飼い、自宅の防犯を固めている家庭もあるという。

 ロサンゼルス市警の統計によると、2024年のウェスト・ロサンゼルス地区での強盗・侵入件数は700件弱で、昨年の件数や2022年の814件からはわずかに減少している。

 同様の犯罪は8月から9月にかけて実際には約30%減少しているというが、1週間で7件というのは深刻な数字で、警察当局は迅速な対応に向けた警官の配置など、取り締まり方法の見直しに取り組んでいるという。

 公開されたある防犯カメラの映像では、3、4人組の窃盗犯が黒っぽい服装にマスク、WiFiジャマーを装備して空き巣に入る様子が映っている。日中に住宅へ侵入する事件も報告されており、この1年半で4回被害にあったという住人は「子供や家族が家にいる時に侵入されることを想像すると怖い」と話す。

 防犯カメラなどを検証した結果、犯行の手口は、運転手が窃盗グループを降ろし、ブロックを一周するなどして住宅を見定めることが多く、警察はこのような不審者がいたら通報するようアドバイスしている

 

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