【ロサンゼルス4日】フィリピンのマグサイサイ賞財団は8月31日、アジアのノーベル賞として知られるマグサイサイ賞の今年の受賞者に、映画監督の宮崎駿氏を選んだと発表した。
選出理由について「アニメ映画の第一人者で、生涯をかけてアニメを用いて人間性などを照らし出し、子どもをはじめ大人にも想像力をかき立てることに貢献した」と説明し、宮崎監督の功績をたたえている。
マグサイサイ賞は、フィリピンの元大統領マグサイサイにちなんで、1957年に創設され、アジアの発展に尽くした個人や団体に贈られており、アジアのノーベル賞と称されている。日本人ではこれまでに元国連難民高等弁務官の緒方貞子氏や、民間活動団体「ペシャワール会」の
現地代表として人道支援に取り組んだ医師の中村哲氏などが受賞している。