地盤変動続くランチョ・パロス・バーデス住民に避難勧告、140戸の電力サービス停止(9/3)

【ランチョ・パロス・バーデス1日】ランチョ・パロス・バーデス市当局は31日未明、地盤変動による危険性が続いている「ポルトギーゼ・ベンド・コミュニティー・アソシエーション」近辺に住む人々を対象に避難勧告を出した。

 SoCal Edison社は公共安全の脅威があると判断し、9月1日午後12時から同地域への電力サービスを停止する。約140戸が影響を受ける見込み。

 住民はまた、下水道が流出する恐れがあるため、停電後は水や配管を使用しないよう警告された。

 昨年末、南カリフォルニアを襲った大雨の後、ポルトギーゼ・ベンドのコミュニティーはかなりの地滑りに見舞われた。地質学者によると、それ以来、土地の動きは止まらず、時には1週間に1フィートも動くことがあるという。

 SoCalGas社は7月、地盤変動のためにこの地域へのガス供給を停止すると発表した。その際、近隣住民や市当局から再考の要請があったが、結局130軒以上の家庭で天然ガスの供給が停止された。

 昨年、この土砂崩れによって複数の道路に亀裂が入り、土台からずれた家屋があったため、市の指導者たちは非常事態を宣言した。有名なウェイフェアラーズ・チャペルは、地滑りによる被害で2月に閉鎖を余儀なくされた。

 避難民らは、1日午前11時からフォレスタル・ドライブの「ラデラ・リンダ・コミュニティ・センター」で緊急支援が受けられるという。

 影響を受けた住宅の詳細情報などについてはランチョ・パロス・バーデス市のウェブサイトで確認できる:https://rpvca.gov/1707/Land-Movement-Updates

 

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