加州知事、ホームレス問題解決へ住居提供を拡大する2法案に署名(8/28)

【ロサンゼルス27日】カリフォルニア州のニューサム知事は27日、ホームレス問題を解決するため、ホームレスが入居可能な住宅の軒数拡大に向けた2つの法案に署名した。

 その一つ「AB 2835」は、モーテルやホテルをホームレス用シェルターとして利用する内容で、ロサンゼルス市では「Inside Safeプログラム」、州当局では「Project Roomkeyプログラム」として同様のプログラムが導入されている。

 「AB 2835」はエンシーノ、カノガ・パーク、レシーダなどサンフェルナンド・バレーの一部を含む第46区を代表するジェシー・ガブリエル下院議員が起草。カリフォルニア州では、モーテルやホテルなどを公費で運営しその場しのぎのシェルターとしており、このため家主とテナントを対象にした賃貸規定の例外を認めてきたが、この例外は2025年1月1日に失効することになっていた。

 「AB 2835」は、この例外規定をその期日以降も有効とするもので、より多くのモーテルやホテルに参加してもらうと同時に、一定の保護を提供する試みとなる。

 もう一つは「AB 3057」で、地元自治体が住居建設の際に出す許可にかかる時間とプロセスを合理化し、建設促進を支援する内容。北カリフォルニアの一部を含む第11区を代表するロリ・ウィルソン下院議員が起草した。

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