【ロサンゼルス29日】今月5日の予備選挙を前に、ロサンゼルス郡に国内初のトランスジェンダー用投票センターが開設される。
同センターの住所は1000 block of North Martel Streetで、「The Connie Norman Transgender Empowerment Center」内に設置される。
この投票センターはすべての有権者に開放されるが、トランスジェンダー、ノンバイナリー、LGBTQA+コミュニティーのメンバーが安全に投票できるよう重点が置かれる。
29日の記者会見でエレニ・クナラキス副知事は、「性自認や性表現に関係なく、すべてのカリフォルニア州民が投票権を行使するために安全で歓迎された空間を確保するという、州の指導者たちが取り組んでいる画期的な例だ」と話した。
同センターは、3月2日から5日までオープンし、11月5日に行われる大統領選挙時の投票所となる。
「The Connie Norman Transgender Empowerment Center」は、2021年以来、郡内のトランスジェンダーの人々に包括的なリソース、トレーニング、サポート、医療サービスなどを提供してきた。「AIDS Diva」の名で知られたトランスジェンダーのコニー・ノーマン氏にちなんで命名。ノーマン氏はエイズ活動家で、1996年にエイズで亡くなった。
先週末、ロサンゼルス郡全域で合計119の投票センターが開設され、住民は居住地に関係なく、どの場所でも投票ができるようになった。5日の予備選挙を前に、2日にはさらに525の投票所が開設される。