カマロ窃盗が急増で市警が注意呼びかけ 昨年比で1185%増加(2/29)

【ロサンゼルス28日】ロサンゼルス市警は、シボレーのカマロが盗まれる事件がこのところ急増しており、市民に注意するよう呼びかけている。

 最新のデータによると、今年に入り市内でシボレーのカマロが90台盗まれており、2023年の窃盗台数7台に比べ1185%も増加している。

 市警のアーノルド・カステラノス巡査部長によると、盗まれたカマロがソーシャルメディアの車両販売サイトに掲載されるケースが多く、実際は40万から60万ドルする高級車だが、3,000ドルほどで売られているという。

 カステラノス巡査部長によると、カマロのオンラインでの販売率が上昇したうえ、違法に道路を占拠する「ストリート・テークオーバー」にカマロが使われるケースが増加。ダッジを盗むよりも簡単で早く、盗まれた車両を購入し、パーツを売買する闇マーケットが拡大している現状が捜査で明らかになってきたという。

 カステラノス巡査部長の捜査班はこれまでに何台かの盗まれたカマロを回収しているが、その多くは損傷しているという。多くの場合、タイヤがパンクして走行不能になっていたり、機械的な故障などで走行不能になり、そのまま放置されているケースが多い。

 窃盗防止策として、車にkill switchや、車の位置情報を追跡するGPS trackerをを取り付けることを勧めている。

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