カーソン市の墓地で100以上のブロンズ製ネームプレートが盗まれる 同エリアで3件目の被害(1/15)

【ロサンゼルス14日】ロサンゼルス郡で最初にできた墓地の一つで、南北戦争の退役軍人も眠るカーソン市の「Lincoln Memorial Park」が12日早朝に窃盗被害にあい、埋葬者ら100人以上の名前を刻んだブロンズ製のプレートが持ち去られた。

 窃盗団の狙いはブロンズ(青銅)製のもので、リサイクル業者などに売るのが目的とされている。

 この墓地の向かいにある「Woodlawn Celestial Gardens」も先週、同様の窃盗被害にあっており、カーソン・コンプトン地区では3件目の被害となり、地元住民らから懸念の声が上がっている。

 「Lincoln Memorial Park」の所有者が昨年免許の返上を余儀なくされた後、墓地の管理を引き継いだボランティアグループの一人であるアイシャ・ウッズさんによると、1944年にボクサーのジョー・ルイス氏によって寄贈された、第二次世界大戦で戦死したアフリカ系兵士のための記念碑も、顔面が持ち去られた状態。窃盗団が13日に、エイブラハム・リンカーン大統領の大きな銅像の一部を奪おうとして現場に残していった道具も見つかっている。窃盗団は、銅像がどのような金属でできているかを調べるために、何らかの液体を使い銅像の表面の塗装を取り除いたと思われる。

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