サルモネラ汚染の可能性で複数のドッグフードブランドがリコール(11/7)

【ロサンゼルス7日】サルモネラ菌の陽性反応が出たため、ここ数週間で3つのペットフード・ブランドが商品をリコールしている。

 リコールされたのは、テキサス州マウントプレザント拠点「Mid America Pet Food」のVictor Super Premium Dog Food Select Beef Meal Brown Rice Formulaで、無作為抽出によりサルモネラ菌が検出されたのが理由。全米の小売店で販売されたリコール製品は5ポンド、15ポンド、40ポンドの袋入りで、賞味期限は2024年6月12日、ロット番号は1000016890、1000016891、1000016892。

 「Mid America Pet Food」は、9月上旬にもVictor Super Premium Dog Foodをリコールしており、同社によるリコールはこの数ヶ月で2回目となる。

 また、テキサス州の「TFP Nutrition of Nacogdoches」のRetriever All Life Stages Mini Chunk Chicken Recipe Dry Dog Foodも10月21日に、サルモネラ菌検出の可能性からリコールされた。さらに、ノースカロライナ州ステーツビルの「Blue Ridge Beef」もBreeders Choice dog foodをリコールした。こちらの製品は、主にデラウェア、メリーランド、ニュージャージー、ペンシルバニア、バージニアの小売店で販売されていた。

 サルモネラ菌や有害な可能性のある高濃度のビタミンが検出されたドッグフードのリコールは、今年に入って少なくとも7件発生している。2019年には、カルシウムを増加させる可能性があり、犬の腎臓に有害なビタミンDの濃度が高かったとして、全国でリコールされた缶詰を食べた犬が病気になったり死亡した。

 サルモネラ菌に感染したペットは、無気力で、下痢や血の混じった下痢、発熱、嘔吐をすることがある。食欲がなくなり、発熱や腹痛を起こす場合もある。FDAによれば、人間も同様の症状に悩まされることがあり、場合によってはもっと深刻な病気になることもあるという。

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