サンタモニカ山でマウンテンライオンが犬を襲い、飼い主が負傷(10/26)

【ロサンゼルス25日】サンタモニカ山脈で25日朝、2頭のマウンテンライオンに襲われそうになった飼い犬を助けようとして、男性ハイカーが負傷する事故が起きた。

 男性の飼い犬は小型犬で、リードにつないで散歩していたところをマウンテンライオンに襲われそうになったという。この男性ハイカーは、犬をかばった際に、手に刺し傷とかすり傷を負った。

 公園当局は、この事件により現場となったSolstice Canyon一帯を閉鎖するよう命じたが、26日の午前8時には再開される予定。野生生物学者が現地を訪れ、事故当時の状況などを検証する。

 サンタモニカ山脈国立レクリエーション課は、万が一、ハイキング中などにマウンテンライオンに遭遇した場合、ハイカーは「大声を出したり、腕を振ったり、動物のいる方向に物を投げたりして、できるだけ自分を大きく見せ、威嚇するように」とアドバイスしている。また、「ゆっくりと後ずさりしながら離れ、マウンテンライオンが遠ざかるスペースを確保すること。背を向けて走ってはいけない」とも述べている。

 同課はまた、ペットを常にリードでつないでおくことを勧めている。

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