バイデン政権が25日から、無料の家庭用コロナ検査キットの注文受付(9/22)

【ロサンゼルス21日】バイデン政権は25日から、無料の家庭用コロナ検査キットの注文受付を再開することを20日に発表した。検査キットの国内製造を促進するための新たな資金投入も計画している。

 無料の家庭用コロナ検査キットは25日から、政府のポータルサイト「COVIDTests.gov」を通じて、各家庭につき4個までの注文を申し込むことができる。検査キットは10月2日から郵便局を通じて発送され、議会が月末までに資金調達法案を可決できなかった場合でも、無料配布への直接的な影響は出ないと思われる。

 バイデン政権は、昨年の冬にも無料の検査キットを提供していたが、5月以降、検査キットの在庫を確保するため、ウェブサイトを通じての出荷を一時停止している。

 検査キットを管理する連邦政府の「 Administration for Strategic Preparedness and Response」のダウン・オコネル担当官は、万が一のために各家庭の薬箱に検査キットを備蓄しておくことを勧めている。

 今回出荷される4種類の家庭用検査キットは、食品医薬品局(FDA)により期限延長が承認され、少なくとも年末までは使用可能なものとなっている。当局によると、同検査キットは現在増加傾向にある最新の株や変異株「BA.2.86」に対しても有効。

 無料で提供されるコロナ検査キットは抗原検査。抗原検査は一般的に、他の家庭用分子検査や検査室ベースの検査よりも安価で使いやすいが、偽陰性の結果が出る可能性が高い。昨年、抗原検査で偽陰性の結果が出たという研究結果を受け、FDAは、体調が悪い、あるいはウイルスにさらされたことのあるアメリカ人に対し、最初に陰性の結果が出た場合は、48時間ごとに再度検査をするよう促している。

 

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