ベンチュラ郡の動物保護施設が閉鎖の危機 犬や猫80匹が安楽死となる最悪シナリオも(7/21)

【ロサンゼルス20日】ベンチュラ郡オックスナードにある非営利の動物保護施設「Paw Works」が、郡当局から適切な運営許可がないとみなされ閉鎖の危機に直面している。最悪の場合、施設にいる約80匹の犬や猫が安楽死処分される可能性も出てきた

 この施設に保護されているのは、カリフォルニア州の各地からやってきた、飼い主に虐待されたり捨てられたジャーマン・シェパードやピットブル、ハスキーなどで、リハビリを受けて虐待によるトラウマから回復に向かっている犬や猫もいるという。 

 「Paw Works」がこの8,000平方フィートの保護施設に居をかまえたのは昨年のこと。ここに移転した直後、郡当局により、適切な許可がないため直ちに閉鎖するよう告げられた。運営継続には施設のアップグレードなどが必要で、その工事などには30万ドル相当かかるという。

 「Paw Works」のブリタニー・ヴィズカーラ代表は、ベンチュラ郡の計画委員会に違反通告は不服と申し出、郡内の動物保護施設がどこもパンク状態で多くの動物を収容する場所がないと懸念を訴えた。緊急手段として、「Paw Works」のスタッフ30人の家で保護犬らの面倒をみることになるという。

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