小学校のプライド月間集会めぐり親らが衝突 警察出動、けが人も (6/2)

【ノースハリウッド2日】ノースハリウッドの小学校「Saticoy Elementary School」で2日、LGBTQ+への支持を示すプライド月間の催しとして学校側が計画した集会をめぐり、賛成派と反対派の親らが衝突し、警察が出動する事態となっている。これまでに1人が軽傷を負ったとの報告がある。

 同校で一週間前に、プランターポットの中にあったLGBTQ+の旗が燃やされたことに端を発し、2日に予定されていた校内での集会に抗議を訴える人が増え、論争が始まった。

 同校の一部の保護者は子供たちのためのプライド月間集会に反対し、特に集会中に、同性の両親などについても触れている本が読まれることについて強く反対した。プライド月間集会に反対する保護者の一人は、LGBTQコミュニティーに恨みなどがないことを明らかにした上で、「学校側がその選択、その会話を親に任せてくれることを望むだけ」と説明した。

 保護者主導のグループは、「Leave our Kids Alone」と書かれた白いシャツを着て学校の外でLGBTQ+活動家と対決し、LGBTQ+支持派は「Love not Bigotry(偏見ではなく愛を)」のサインやプライドの旗をかかげた。

 ロサンゼルス統一学校区の教育長は、問題となっている本は学校区により承認されたもので、反対する家庭の子供は集会への参加を拒否できたと明言した。

 この本を読んだと言う集会支持派の一人は、本の内容は教育的で、LGBTQだけについて書かれているわけではなくて、異なる文化や家庭といったあらゆることについて書かれていると述べた。 

 

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