「6th Street Bridge」で17歳少年が転落死 ソーシャルメディア投稿用のスタント中に事故(5/25)

【ロサンゼルス25日】イーストLAとロサンゼルス・ダウンタウンを結ぶ6街の高架橋「6th Street Bridge」で20日午前2時頃、17歳の少年が転落死する事故が起きた。少年はソーシャルメディアに投稿するためのスタント中に誤って転落したと思われ、警察が捜査を行なっている。

 ロサンゼルス市警のミシェル・ムーア本部長は23日の警察委員会の会合で、少年がソーシャルメディアに投稿するために高架橋のアーチの1つに登っていた時に滑って落ちたと報告した。

 「6th Street Bridge」は、築84年経っていたアールデコの橋を5億8,800万ドルかけて修復し、昨年7月に開通した。ロサンゼルス川の上にかかる長さ3,500フィートの高架橋で、ダウンタウンと歴史あるイーストLAを結ぶランドマークとなっている。夜間は何千ものLEDライトで照らされ、ロサンゼルスのスカイラインを眺めることができる。

 一方で、「6th Street Bridge」では車の違法スタントなどの違法行為が頻繁に行われるなどしたため、数日間の閉鎖を強いられたこともあった。その後、警察当局の交通取締が実施され、橋の落書きを継続的に除去するために市の予算70万ドル以上が確保されるなど、物議を醸していた。また、今年1月にはミュージックビデオの無許可撮影中に、橋の上で男性が射殺される事件が起きている。

 ムーア市警本部長は、ロサンゼルス市の誇りであるこの橋が悲劇を生んでいることに懸念を示し、パトロールの強化を約束した。

 

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