北トーランスで街路樹60本を撤去 歩道や配管への被害深刻、反対住民は署名運動(4/19)

【トーランス18日】ノース・トーランスで今週に入り、約60本の街路樹が市の公共事業部により切り倒された。木の根が歩道に損傷を与えていたことなどが理由だが、切り倒しに反対して署名集めを行っていた近隣住民らは悲しみに暮れている。

 街路樹が切り倒されたのは、 Van Ness Avenue、Artesia Boulevard、Western Avenue、182nd Streetに囲まれたエリアで、木の種類は大半が成木のマグノリアツリーだった。

 樹木医と市検査官が調べた結果、大きく成長した街路樹の根は地下の配管にダメージを与え、歩道部への根上がりで特に身体障害者や高齢者への歩行時の危険性が高まっていた。市当局では、木を切る代わりに歩道を削ったり、根切り、歩道に橋をかけるなどの代替案も検討されたが、実行できなかった。

 街路樹が切り倒された後は、「障がいのあるアメリカ人法(ADA)」に沿って歩道の修復が行われる。市当局は今後、根の構造から歩道や地下配管に被害を与えにくい樹木81本を新たに植える計画を立てており、これには100万ドル近い費用がかかるという。

 ノース・トーランスでは、街路樹の切り倒しに反対する300人以上の署名が約2週間の間に集まっていた。

 

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