「Project Angel Food」が1,600万食達成 病人へ健康食提供して34年(4/10)

【ロサンゼルス10日】ロサンゼルスで1989年に創立されて以来、病人に健康的な食事を提供してきた非営利団体「Project Angel Food」が10日、1,600万食目の提供に到達したことを記念し、カレン・バス市長が同席する中、コミュニティーへの功績がたたえられた。

 「Project Angel Food」は、糖尿病、心臓病、腎臓病、がんなどの重い病気にかかった家族に健康的で医学的に調整された食事を準備して届けてきた。

 バス市長による非営利団体への公式訪問は1月の就任以来初となり、同団体のリチャード・アユーブCEOが施設内を案内し、市長も食事の配布などを手伝った。

 この日、1,600万食目の食事を受け取ったのは、心臓病を患っているレオン・ウィリアムズさんで、「ボランティアの皆さんが食事に注いでくれた努力と愛情に感謝している」と述べた。バス市長は、「病気の時に思い浮かべるのはだいたい薬だが、食べ物の役割も大きい」と話し、同団体の重要性を強調した。

 「Project Angel Food」は、重病のロサンジェリーノらの健康状態を食事を通じて改善し、食糧難を解消することを使命に活動。毎日2,500人の重病人に食事を提供し、年間150万食以上の食事を準備・配達している。

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