100万錠のフェンタニル所持、メキシコ出身の男3人逮捕(3/10)

【ロサンゼルス10日】麻薬取締局は8日、昨年5月から続いていた麻薬のおとり捜査の結果、エルモンテで100万錠のフェンタニルを所持していたとされるメキシコ出身の男3人を逮捕したと発表した。

 容疑者3人は25歳、28歳、29歳で全員メキシコのシナロア出身。同地域を拠点とするメキシコ国内最大の犯罪組織「シナロア麻薬カルテル」に関与していると思われ、規制薬物を配布する目的で所持していたとして連邦政府の訴追を受けることになる

 米国司法省が発表した声明によると、容疑者らは7日にエルセグンドのレストランで2人のバイヤーと会い、フェンタニルの錠剤を販売する取引について話し合っていた。これに伴い警察当局が8日、エルモンテの駐車場でフェンタニルを積んだ容疑者3人が乗る車を取り押さえた。

 麻薬取締局は昨年7月にも、イングルウッドの住宅でフェンタニルが混入した約100万錠の偽薬を押収。これらの推定流通価格は1500万ドルから2000万ドルだった

 麻薬取締局は、南カリフォルニアへの麻薬の運び屋と、それら麻薬を保管し分配する管理者を特定する作業を続けており、ティーンを含めコミュニティーで深刻化するフェンタニルによる被害を食い止めるため、地元警察らと協力し捜査を行なっている。

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