【ロサンゼルス7日】『鬼滅の刃』は、人間と鬼との戦いを描く、吾峠呼世晴氏による漫画作品を原作とした大ヒットアニメーションシリーズ。このなかの「遊郭編」の10話11話と、4月から放送される「刀鍛冶の里編」の第1話が再構成され、日本の映画館418館で2月3日から公開されている。テレビの総集編との批判もあるが、いっぽうで劇場の大画面で見る美しさに感嘆する声もあがっている。初日から3日間で観客動員81万3000人、興行収入11億5900万円と断トツの成績を叩き出し、根強い人気の高さを証明した形だ。2月6日時点で、全国映画動員ランキング、初登場1位を飾っている。
日本での映画タイトルは「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」で、英語では「World Tour2023 – To the Swordsmith Village – Demon Slayer」。
世界的な人気を背景に、これにあわせて、世界95ヶ国でも順次上映されることがきまった。またロサンゼルス、パリ、ベルリン、メキシコシティ、ソウル、台北では舞台挨拶もおこなわれる。
ロサンゼルスの舞台挨拶は、2月18日(土)午後5時からで、登壇者は竈門炭治郎の声優、花江夏樹、主題歌を担当したアーティストAimer、それに映像制作を担当したアニプレックスプロデューサーの高橋祐馬の3人(詳細は以下)。またこの舞台挨拶は、アニプレックスのユーチューブで生中継される。
なお、2020年に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、日本映画史の興行収入を塗り替える記録を樹立しており、今作がどこまで記録を伸ばすか注目を集めている。『鬼滅の刃〜刀鍛冶の里編〜』は4月から全国フジテレビ系にてテレビシリーズ第3期として放送される予定だが、それを映画館でいち早く観ることができるのも、本作の大きなポイントといえよう。HPによると、アメリカでの劇場上映は2023年3月3日からとのこと。