【ハリウッド26日】ランド社が木曜日に発表したところによると、同社が行った1年間のホームレス人数調査で、ロサンゼルス3つの地域のホームレス人口は、平均18%増加していることがわかった。
3つの地域とはハリウッド、スキッドロウ、ベニスで、2021年9月から2022年10月まで「Los Angeles Longitudinal Enumeration and Demographic Survey」が行われた。
LAHSAは今週、2023年の集計を行っており、春か夏までには結果が出る見込み。
報告書によると、ベニスでは32%、ハリウッドでは14.5%、スキッドロウでは13%のホームレスが増加したという。
ランド研究所によると、この調査は、LAHSAの集計以外では、ロサンゼルスのホームレス人口を数える最大のものであるという。研究者によると、調査方法は異なるものの、2022年1月のLAHSAの最終の人数と比較して、対象地域のホームレスが15%増加したとの結果が出ている。
昨年の集計では、市議会議員を含む一部の関係者から、集計に関するデータへのアクセスの問題や、当局と議会区との連絡の不一致を指摘され、批判を浴びた。市議会議員の中には、ロサンゼルスの住居不定者数を第三者がカウントすることや、当局の過去のカウントを複数年かけて監査することを求める声もあった。
これを受けて、LAHSAは今年の集計について、新しいアプリを使用すること、インターネットへの接続に問題がある場合は、集計者が紙の地図や集計表を利用できるようにすることなどの変更点を発表した。また、今月初めには、データ分析のために人口統計学者とデータサイエンティスト2名を雇用する予定であることを当局が発表している。