【ロサンゼルス9日】カリフォルニア州ロングビーチ市長のロバート・ガルシアは、LGBTQ+の移民として初めて米国連邦議会議員に選出された。
カリフォルニア州第42区の下院議員選挙で、共和党のジョン・ブリスコーを破り、当選したのだ。
ガルシア氏は71%の得票率で当選。彼は自身のツイッターで勝利を発表し、「ママ、やったよ」と母親との写真を掲載した。
ガルシア氏は、5歳の時に自分を米国に連れてきてくれた亡き母に議員選挙を捧げた。
母親はパンデミックの初期にコロナ関連の合併症で亡くなり、彼の継父も同様にコロナの合併症で亡くなっている。
ガルシア氏は「私が議員に立候補したのは、この国のすべての子供たちに、この国が私に与えてくれたのと同じ機会を与えたいからです」と語った。
ロングビーチ市長に当選したガルシア氏は、同市の歴史上初めてラテン系、移民系、LGBTQの市長に選ばれた人物となった。南カリフォルニアで育ったガルシア氏は、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校の政治学教授であるマシュー・メンデス・ガルシア氏と結婚している。
全米最大の州内LGBTQ+市民権団体であるイクオリティ・カリフォルニアは、ガルシア氏を下院議員に推薦した最初の団体である。