【ロサンゼルス14日】全米最大のスーパーマケット・チェーン「Kroger」とそのライバル「Albertsons」が合併することを発表した。合併後の企業価値は246億ドルになるという。
合併に伴い、両社を合わせた従業員数は71万人以上になり、約5,000店舗と約4,000の薬局を運営することになる。Krogerはオハイオ州シンシナティに本社を置き、Ralphs、Smith’s、Harris Teeterなどのブランドを含め、35州で2,800店舗を運営している。アイダホ州ボイシに本社を置くAlbertsonsは、Safeway、Jewel Osco、Shaw’sなどのブランドを含め、34州で2,220店舗を運営している。
Kroger社のロドニー・マクマレンCEOは声明で、「Albertsons Cos.は、Krogerの店舗がほとんど、あるいは全くない地域で事業を展開していく」と説明した。
KrogerはAlbertsonsの株式1株に対して、木曜日の終値から19%増の34.10ドルを支払うことになる。買収の一環として、Albertsonsは株主に最大40億ドルの現金配当を発行し、両社は1株当たり約6.85ドルになる見込みだという。
バイデン政権下では、競争を低下させる可能性のある大型ライバル企業同士の合併には厳しい目を向けており、この買収は、米国の反トラスト法執行機関の監視の対象になりそうだ。