安宅 Jay 二弥: ビリヤードをもっと身近に。 魅力を広く伝えたい

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安宅 Jay 二弥
Tsuguya Jay Ataka

ビリヤードプレイヤー/プロインストラクター

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在米32年。ロサンゼルス在住、ビリヤードプレイヤーでプロインストラクターの安宅Jay二弥さん。PBIA(Professional Billiard Instructors Association)公認プロインストラクターの資格を取得し、レイクウッドにある Good Times Billiardsでビリヤードクラスを開講。
Eメール:billiardusa@gmail.com
インスタグラム: @billiard_usa
YouTube: billiard USA アメリカでビリヤード

「アメリカでビリヤードは、ファミリー向けやプールバー、プレイヤー志向まで多様なビリヤード場があり、また一般家庭にも台があったりと、友人や家族でも気軽に楽しめる身近なスポーツとして幅広く愛されています。日本では『よし、ビリヤードをしに行くぞ』と気合を入れて向かうような敷居が高いイメージのビリヤードですが、アメリカでは一般的にルールが知られていたり、気負わずに店に来てゲームを終えたら家に帰るという自由でカジュアル、大衆の楽しみ的な存在です」と話すのは、ロサンゼルス在住のビリヤードプレイヤーでプロインストラク ターの安宅Jay二弥さんだ。現在レイクウッドでビリヤードクラスを開講している。

「下は9歳から上は80代のシニアの方まで、幅広い世代の方が習いに来られます。中には高齢のため腕が思うように動かないという方もいらっしゃいます。私は会社でモノ作りを行っていますので、今後は身体の不自由な方でもビリヤードを楽しめるような用具の開発にも力を入れていきたいと思っています」

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「ビリヤードは玉をどのように自由自在に動かして全部取りきるかというゲーム。頭脳を駆使して戦略を組み立てる、そこが楽しいところです」

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 東京都出身。18歳でアイオワ州の大学へ留学のため渡米、卒業後はLAに移った。現在、米国法人アタカコーポレーションの代表取締役を務め、自動車・自動車部品の輸出入、自社ブランド自動車部品製造、特殊車両設計製造などに従事する。

 そんな安宅さんがビリヤードに出会ったのは高校時代。兄に教わったのがきっかけでアメリカでの学生時代は勉強の合間を縫ってビリヤードに明け暮れたという。その後結婚や子育てで20年ほどビリヤードから離れていたが、5年ほど前に熱が再燃。日本のビリヤード検定S3級を取得し、2021年にはPBIA(Professional Billiard Instructors Association)公認プロインストラクターを取得した。「PBIAは、BCA(米国ビリヤード協会)が母体の協会です。PBIAインストラクターの資格は4段階式で、インストラクターとしてのレッスン時間を重ね、技術テストと講習会を受けることで次の段階へ進むことができます。現在、PBIA公認プロインストラクターは全米本土や海外を含め、わずか約250人ほどです」。日本人インストラクターは安宅さんと、自身の友人である長田(おさだ)レオさんの2人だけだという。

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近年では、若者のビリヤード人口も増えており、競技的要素も高まっているという。写真右はUCLAの学生のJimmy Jiangさん。

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「私が資格を取ろうと思ったのは、ビリヤードをより多くの人に楽しんでもらいたい、ビリヤードを通して社会貢献できればという気持ちが膨らんだことからです。今後もプロインストラクターとして精力的に指導を行い、その結果競技人口が増えて、業界の活性化に繋げるとともに、日本のプロプレーヤーの海外サポートやアメリカから日本への情報発信を続けて少しでも皆さんの力になれればと考えております」

(10/4/2022)

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