ガソリン価格が一晩で15セント上昇 2012年以降で最大の上昇幅(9/29)

【ロサンゼルス29日】南カリフォルニアのガソリン価格が29日、一晩で15セント以上値上がりし、2012年以降で最大の上昇幅となった。

 ロサンゼルス郡のセルフサービスのレギュラーガソリン1ガロンの平均価格は、現在6.26ドル。ガソリン価格は1カ月で98セント以上上昇した。

 オレンジ郡では、16セント近く跳ね上がり6.25ドルになった。ベンチュラ郡とインランド・エンパイアもそれぞれ6.21ドル、6.11ドルと急激な値上がりをみせている。

 ガソリン価格は、6月中旬から8月にかけて順調に下落し、ドライバーはようやく5ドル以下になるのではと期待した。しかし、9月に入ると、全米でガソリン価格が下がり続けているにもかかわらず、カリフォルニアのガソリン価格は上昇に転じた。この平均価格は、週末に7セント、27日に12セント、その翌日には15セントと、ここ1週間で最も急騰している。

 ウクライナ侵攻の前日、南カリフォルニアのガソリン価格は平均4.79ドルだった。オートクラブによると、6月12日に過去最高の6.46ドルを記録した。 

 オートクラブのダグ・シュウプ氏によると、製油所は通常春にメンテナンスのために停止するが、今年はウクライナ侵攻によるガソリン価格上昇のため、事態を悪化させないために秋にメンテナンスを行うことになったという。シュウプ氏は、すべての製油所が再び完全に稼働するまで、価格は上昇し続けると予測する。

 また、11月になると、冬用の安いガソリンが販売される。この切り替えにより、通常1ガロンあたり15~20セントの値下がりが期待できるという。

 

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