サル痘で加州知事が非常事態宣言 ワクチン接種への活動強化(8/2)

【ロサンゼルス1日】カリフォルニア州のニューサム知事が1日、「サル痘」の感染拡大に伴い、ワクチン接種への活動を強化するために、非常事態宣言を行った。

 ニューサム知事は、「最も感染リスクの高い人たちを迅速に支援できるよう、連邦政府と協力してより多くのワクチンを確保し、LGBTQコミュニティと共に歩み続ける」と述べた。

 非常事態宣言により、米食品医薬品局(FDA)が承認したサル痘ワクチンの予防接種を、緊急医療サービス従事者が打てるようになるなど、対処幅が広げられる。

 ニューサム知事の発表ではまた、コロナパンデミック時に開発された州内のインフラストラクチャーをサル痘対策にも応用し、ワクチンクリニックの展開やローカル・コミュニティーへのアウトリーチ活動を積極的に行っていくとした。 

 カリフォルニア州保健局は先週、連邦政府に、より多くのサル痘ワクチン提供を要請した。これまでのところ、同州に配当された61,000回分以上のワクチンのうち、25,000回分が配布されている。

 感染者の比較的多いロサンゼルス郡には、別途でワクチンが配当されている。8月1日現在、ロサンゼルス郡では約400人のサル痘患者が確認されている。

 

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