チュー下院議員、中絶権支持のDCデモで逮捕される「権利の後退は許さない」(7/1)

【ロサンゼルス30日】ワシントンD.C.で30日に行われた中絶の権利を支持する抗議運動中に、ジュディ・チュー下院議員(民主党・パサデナ)が、その他数十人とともに逮捕された。

 チュー議員の広報担当者によると、同議員はワシントン時間の30日午後1時頃、ラッセル上院オフィスビルと最高裁ビルの間の交差点で、他のデモ参加者とともに座っていたところを国会警察に逮捕された。チュー議員は警告を受け、約2時間後に釈放された。

 チュー議員は、中絶医療を受ける連邦政府の権利を確立する「女性の健康保護法(Women’s Health Protection Act)」の主要な提案者。チュー議員は、「ロー対ウェイド判決が覆されたと最初に聞いた時、この被害を受けるのは誰かが真っ先に脳裏をよぎった。それは、レイプの被害者である若い女性、重要な治療を受けるために他州へ行く金銭的余裕のない女性、中絶ができないために命の危機にさらされる子宮外妊娠などの妊婦たちだ」と声明で述べた。「このような女性のことを考えると、中絶の権利を後退させることは許せず、平和的なデモ参加への決断は簡単だった」と説明した。

 広報担当者によると、議会が休みの中、チュー議員はこの集会に参加するためにワシントンへ戻った。議員としての集会参加はチュー議員だけだったという。

 逮捕される前、チュー議員は緑色を身につけた何百人もの女性たちとともに、議事堂周辺を行進していた。

 

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