加州各地で給水制限強化、芝生撤去でリベート提供も(6/16)

【ロサンゼルス16日】カリフォルニア州で記録的な干ばつが続く中、各水道局が、節水への新たな給水制限を出している。

 ロサンゼルス郡水道局は、すでに一般家庭での節水制限を実施している地域に、Kagel Canyon、Acton, Val Verde、Antelope Valley、Malibuを追加した。これにより、すべての家庭は水の使用量を30%削減することが求められる。ロサンゼルス郡水道電力局(Los Angeles County Waterworks Districts=LACWD)から水の供給を受ける顧客には、すでに芝生への散水制限が義務付けられている。

 LACWDの顧客は、芝生への水やりを週2回に制限し(偶数で終わる住所は火曜と金曜、奇数で終わる住所は月曜と木曜)、商業施設は月曜と金曜に散水、いずれの散水も10分以内にとどめ、午後6時から午前10時までに行う、というルールに従うことになる。

 特にマリブ市では、毎日午前8時から午後8時までの散水が禁じられ、降雨後48時間以内は、装飾用芝生などへの水やりが禁止される。これらの給水制限により、市は年間2,800万ガロン以上の節水を見込んでいる。

 また、LACWDとマリブ市の提携により、住民が芝生を取り除き、節水へより効率的な方法を選択した場合、現金によるリベートが提供される。芝生の撤去1平方フィートあたり5ドルで、最高2万5,000ドルまで払い戻しが受けられるという。

 

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