レドンドビーチ市がキャタリティック・コンバータ窃盗への罰則を厳格化  1,000ドル罰金か禁固刑(6/10)

【レドンドビーチ10日】レドンドビーチ市議会が7日、深刻化する車両からのキャタリティック・コンバータ(触媒コンバーター)盗難を食い止めるため、より厳しい罰則を科す新条例を可決した。

 新条例の内容は、車両から取り外された自身の所有証明がないキャタリティック・コンバータの所有を違法とし、違反者には1,000ドルの罰金または最高12カ月間の禁固刑が科される。新条例は30日後に施行される。

 レドンドビーチ市ではこれまでに、盗難対策として、キャタリティック・コンバータへのエッチングを促すイベントを複数回開催してきた。

 キャタリティック・コンバータは、車両の排気ガス浄化装置で、車のマフラー付近に装着されているパーツ。高価な金属やプラチナ、ロジウム、パラジウム等の希少性の高いレアメタルが使用されているため、これらを金属ディーラーなどに売る犯罪が相次いでおり、特にコロナパンデミック時に盗難が急増した。

 キャタリティック・コンバータの転売価格は、一般車で300ドル、ハイブリッド車だと1,400ドルに跳ね上がる。車の所有者は修理に3,000ドルもの出費を強いられることになる。

 インランドエンパイアのメカニックとリサイクル店を対象にした捜査で今週初め、盗んだキャタリティック・コンバータ112個が回収され、28人が逮捕された。

 

 

 

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