「Stop Asian Hate」集会でデモ参加者を脅した男を逮捕(5/13)

【ロサンゼルス13日】昨年3月にダイヤモンドバーで開催されたアジア系へのヘイトクライム撲滅集会「Stop Asian Hate」で、参加者らに差別用語を浴びせるなどしたスティーブ・リー・ドミンゲス容疑者(56)が12日、連邦保護活動の妨害など2件の容疑で逮捕された。

 昨年の集会でドミンゲス容疑者は、「Stop Asian Hate」を唱えるデモ隊に対し、アジア系と黒人を中傷する差別用語を叫びながら車を運転し、交差点の赤信号を無視したり、違法なUターンをしてデモ隊の間を走り抜けたりした。連邦の起訴状によると、ドミンゲス容疑者の車はデモ参加の複数人にぶつかりそうになったという。

 検察によると、ドミンゲス容疑者はその後、少し離れた場所に車をとめて警察に電話をし、デモ隊が道をふさいでいると通報。デモ隊が自分の車を踏みつぶそうとしたので赤信号を無視して運転した、などと話した。

 ドミンゲス容疑者は12日午後、ロサンゼルス・ダウンタウンの連邦地裁で行われた罪状認否で無罪を主張。3万ドルの保釈金を支払い釈放された。起訴通り有罪となった場合は、最高で20年の禁固刑が科される。

 

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