【ロサンゼルス5日】カリフォルニア州で歴史的な干ばつが続く中、水道局が、ここ数カ月で繰り返し節水ルールに違反した住民を対象に、さらに厳しい節水制限を課す動きが出てきた。
アゴウラ・ヒルズ、カラバサス、ヒドゥン・ヒルズ、ウェストレイク・ビレッジ、およびロサンゼルス郡西部の非法人地域に住む7万5,000人以上の住民にサービスを提供している「Las Virgenes Municipal Water District」は、水を無駄遣いする3,000世帯以上に、節水装置を設置することを計画している。
「Las Virgenes Municipal Water District」によると、2022年の複数の月で節水ルールに違反した顧客は全体の10%以上で、限られた水量を150%上回る量を使っている世帯もある。水やりの回数削減や、シャワーの時間短縮などで節水に努める家庭もある一方で、罰金を科されてもお構いなしに支払い続ける裕福な家庭も多いという。
干ばつ3年目に入り、南カリフォルニアの水道局では新たな節水対策を実施するところが増えている。南カリフォルニア最大の水供給会社「Metropolitan Water District of Southern California」は6月1日から、600万人以上の住民を対象に、庭の水やりを週1回に制限するよう指示した。
UCLAの最新調査によると、この干ばつは、過去1,200年で最悪だという。