【ロサンゼルス31日】ロサンゼルス郡が新たに実施する所得保証プログラム「Breathe: LA County’s Guaranteed Income Program」の受付が、31日から開始される。ランダムに選ばれた住民1,000人に、3年間毎月1,000ドルが支給される。
参加資格は、18歳以上であることと、世帯所得が、単身者の場合は5万6,000ドル、4人家族の場合は9万6,000ドル以下であること、また、コロナパンデミックにより悪影響を受けた経験がある人。選ばれた参加者は、デビットカードに入金される。
「Breathe: LA County’s Guaranteed Income Program」は、昨年5月に郡参事会により承認された。ロサンゼルス郡貧困緩和イニシアチブがこのプログラムを監督し、ペンシルベニア大学所得保証研究センターの研究チームが、資格のある申請者をランダムに選出する予定。同チームはまた、この所得が住民の家計に及ぼす長期的な影響についても調査する。
「Breathe: LA County’s Guaranteed Income Program」のモデルとなったのは、カリフォルニア州ストックトンで実施された同様のプログラムで、その成功が評価されている。
ロサンゼルス市も昨年、「BIG:LEAP」と呼ばれる所得保証プログラムを導入。ロングビーチ、コンプトン、エルモンテも同様のプログラムをスタートさせている。
「Breathe: LA County’s Guaranteed Income Program」の応募締切は4月13日。参加希望や質問は、電話213-342-1003まで。ウェブサイトは、https://ceo.lacounty.gov/pai/